エアリーフローラ（2017年生、母パッシフローラ）

エアリーフローラ（2017年5月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「優雅な春の女神の意が込められたフリージアの品種。花言葉は希望」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時9歳）と交配したパッシフローラが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2020年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

4歳のとき、ノーザンファームから「ノーザンファーム繁殖牝馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、藤本ファームによって165万円で落札された。

キャロットクラブにて総額2,800万円（7万×400口）で一口馬主が募集された。

寺島良厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

6月8日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は398kg。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

6月30日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中京芝1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったインザムービーに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗れた。

9月14日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

3歳（2020年）

5月23日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた4戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が上がってしまい13着に敗れた。

7月12日、中6週で迎えた5戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓のスロトングスピリットで渋太く粘り続けて、最後は2着のリュッカを半馬身振り切って初白星を挙げた。

7月18日、連闘で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打ち、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、ファンシャンに交わされて2馬身半差の2着となった。

8月30日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラスの小樽特別（札幌芝1200m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で坂井瑠星騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は脚色が衰えて15着に敗れた。

9月20日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた8戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って16着に終わった。

11月7日、中6週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた9戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚がパッとせず15着に敗れた。

4歳（2021年）

1月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、4歳以上1勝クラスの秋吉台特別（小倉芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は団野大成騎手（1戦0勝）。17頭立ての11番人気で16番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり17着に終わった。

1月30日、連闘で迎えた11戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で団野大成騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は減速してしまい12着に敗れた。

7月4日、約5か月の休み明けで迎えた12戦目は、西谷凜騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい16着に終わった。

7月10日、連闘で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（函館ダート1700m 雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で西谷凜騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。