リナリア（2021年生、母サウンドアドバイス）

リナリア（2021年3月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「3月5日の誕生花。花言葉は『この恋に気づいて』『幻想』」。毛色は鹿毛。種牡馬のアメリカンペイトリオット（当時8歳）と交配したサウンドアドバイスが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はタイヘイ牧場。主な勝ち鞍は2024年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、タイヘイ牧場から「八戸市場サラブレッド1歳」に上場され、YGGオーナーズクラブによって517万円で落札された。

伊坂重信厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

11月25日、デビュー戦は黛弘人騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー東京（東京ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は446kg。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見所を作れず9着に敗れた。

3歳（2024年）

2月10日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

2月17日、連闘で迎えた3戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

5月18日、約3か月の休み明けで迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は黛弘人騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

7月27日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（3戦0勝）。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

8月17日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で黛弘人騎手（4戦0勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

10月29日、中9週で迎えた7戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 雨/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のフルハートビートを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

11月26日、中3週で迎えた8戦目は、一般C2四五（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

12月17日、中2週で迎えた9戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五六イ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

4歳（2025年）

1月23日、中4週で迎えた10戦目は、一般C2六七八イ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったシャイニーデュークに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

2月5日、中1週で迎えた11戦目は、一人静賞（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るカガヤキファイターを上がり2位の末脚でアタマ差だけ差し切って勝利をモノにする

3月14日、中4週で迎えた12戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、岡目八目賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。