フォティディクター（2005年生、母ディクターガール）

フォティディクター（2005年3月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「父名より＋母名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のフォーティナイナー（当時20歳）と交配したディクターガールが20歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）ヒダカファーム。戦績は、中央平地8戦0勝、地方14戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2009年の一般C20。

経歴

デビュー前

湯窪幸雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

3月23日、デビュー戦は赤木高太郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は476kg。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は勢いを失って16着に終わった。

4月20日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず11着に終わった。

5月10日、中2週で迎えた3戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 雨/良）に出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず9着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた4戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい10着に終わった。

6月21日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は角田晃一騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

7月20日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

8月16日、中3週で迎えた7戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に終わった。

9月7日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚を伸ばせず16着に終わった。

10月24日、中6週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた9戦目は、加藤誓二騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に敗れた。

11月3日、中0週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた10戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、一般C32（名古屋ダート800m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るジャズトレインを自慢の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月18日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた11戦目は、竹田吉秀騎手を鞍上に迎えて、一般C21（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた12戦目は、一般C23（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

12月18日、中1週で迎えた13戦目は、一般C27（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は加藤誓二騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月31日、中1週で迎えた14戦目は、JAあいち尾東合併10周年記念杯（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤誓二騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

4歳（2009年）

1月13日、中1週で迎えた15戦目は、一般C25（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤誓二騎手（3戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたレオプログレス決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

1月27日、中1週で迎えた16戦目は、一般C22（名古屋ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で加藤誓二騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

2月2日、連闘で迎えた17戦目は、一般C26（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアニキに5馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

2月18日、中1週で迎えた18戦目は、一般C13（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったスマートパーティーに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

3月3日、中1週で迎えた19戦目は、一般C20（名古屋ダート800m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（3戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のウィークタテヤマに6馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

3月18日、中1週で迎えた20戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

3月26日、連闘で迎えた21戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（5戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では見事な伸び脚で猛進したが、ニシノオトコギに交わされて6馬身差の2着に敗北した。

4月22日、中3週で迎えた22戦目は、一般C13（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で岡部誠騎手（6戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では物凄い伸び脚を見せたが、ベジータに交わされて2馬身差の2着に敗北した。