ハクシンライラック（2012年生、母プリンセスエイブル）

ハクシンライラック（2012年4月14日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマーベラスサンデー（当時20歳）と交配したプリンセスエイブルが18歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）川上牧場。戦績は、地方12戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2014年の2歳。

経歴

デビュー前

桑原義光厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2014年）

8月21日、デビュー戦は松井伸也騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は456kg。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月4日、中1週で迎えた2戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

9月17日、中1週で迎えた3戦目は、2歳（門別ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のリュウノスピードに2馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

10月17日、中3週で迎えた4戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアッパートライ一組（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた5戦目は、2歳（園田ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鬼脚を炸裂させて抜け出し、最後は2着のヘルキャットに3馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

11月27日、中3週で迎えた6戦目は、2歳戦のアッパートライ一組（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

12月25日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、2歳（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るココイチバンを別次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて3勝目を挙げた。

3歳（2015年）

1月29日、中4週で迎えた8戦目は、3歳A（園田ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で吉村智洋騎手（4戦2勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったマキシマムカイザーに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

3月5日、中4週で迎えた9戦目は、3歳A B（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で吉村智洋騎手（5戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、勝ったインディウムに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4月16日、中5週で迎えた10戦目は、3歳A B（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で吉村智洋騎手（6戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

5月14日、中3週で迎えた11戦目は、3歳A B（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で吉村智洋騎手（7戦2勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に敗れた。

6月5日、中2週で迎えた12戦目は、3歳A B（園田ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は9戦連続で吉村智洋騎手（8戦2勝）。5頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったウインオベロンに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗れた。