ユウキットカツ（2004年生、母エメラルドウィンク）

ユウキットカツ（2004年3月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋きっと勝つ」。毛色は栗毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時15歳）と交配したエメラルドウィンクが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者はヒサイファーム。戦績は、中央平地1戦0勝、地方7戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2008年の一般C17。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ヒサイファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、ヒサイファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、アイテツによって1,260万円で落札された。

松元茂樹厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2007年）

8月25日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 雨/重）に出走。馬体重は506kg。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく12着に敗れた。

4歳（2008年）

5月5日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、一般C30（名古屋ダート1400m 雨/稍重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた3戦目は、一般C24（名古屋ダート800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、マリリンショットにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

6月3日、中1週で迎えた4戦目は、一般C22（名古屋ダート800m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田稔騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマルサンサプライズに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月17日、中1週で迎えた5戦目は、一般C17（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田稔騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

6月25日、連闘で迎えた6戦目は、一般C25（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田稔騎手（4戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のケンザンに8馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

7月14日、中2週で迎えた7戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C17（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のヒシルートを3/4馬身振り切って3勝目を手中に収めた。

7月24日、中0週で迎えた8戦目は、付知峡特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。