ジャストザヒロイン（2008年生、母ドクターブライド）

ジャストザヒロイン（2008年3月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「今、まさにヒロイン」。毛色は栗毛。種牡馬のロックオブジブラルタル（当時9歳）と交配したドクターブライドが8歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は（有）登別上水牧場。戦績は、中央平地14戦0勝、地方10戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2012年の一般C2八九。

経歴

デビュー前

1歳のとき、上水牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって525万円で落札された。2歳のとき、JRA日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、ジャスト・タイムクラブによって1,365万円で落札された。

小笠倫弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

7月10日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は442kg。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

9月18日、中9週で迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。15頭立ての10番人気で大外15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

11月13日、中7週で迎えた3戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はガス欠状態になり11着に終わった。

3歳（2011年）

1月5日、中7週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

1月23日、中2週で迎えた5戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

2月12日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 小雪/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

4月16日、中8週で迎えた7戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

6月18日、中8週で迎えた8戦目は、平野優騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

7月17日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

7月30日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた10戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

9月4日、中4週で迎えた11戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

12月2日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた12戦目は、早見多加志騎手を鞍上に迎えて、一般C2十四十五（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見所を作れず8着に敗れた。

4歳（2012年）

1月20日、中6週で迎えた13戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、一般C2十六十七（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

2月17日、中3週で迎えた14戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、一般C2十五十六（大井ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したラブミールックにクビ差届かず2着となった。

3月9日、中2週で迎えた15戦目は、一般C2十二十三（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のマイラブラブソングに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

3月28日、中2週で迎えた16戦目は、一般C2七八九（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦1勝）。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

4月18日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、一般C2八九（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（3戦1勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のグロリアスブリッジをクビ差振り切って2勝目をマークした。

6月5日、中6週で迎えた18戦目は、ハンデ戦の一般C1七 C2三（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山崎誠士騎手（4戦2勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

7月9日、中4週で迎えた19戦目は、一般C2七八（大井ダート1500m 内回り晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で山崎誠士騎手（5戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、エコグランプリに半馬身交わされて2着に敗北した。

8月12日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、一般C2五六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山崎誠士騎手（6戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

8月27日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2三四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で山崎誠士騎手（7戦2勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、勝ったパラゴンを3/4馬身捉え切れず2着となった。

12月16日、約3か月半の休み明けで迎えた22戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に終わった。

5歳（2013年）

3月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた23戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は平野優騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて15着に終わった。

5月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた24戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で大外15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。