キリクイーン（1995年生、母キリヒカリ）

キリクイーン（1995年4月9日）は、日本の競走馬。牝馬。品種はサラブレッド系で、毛色は芦毛。種牡馬のメジロマックイーン（当時8歳）と交配したキリヒカリが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（株）本桐牧場。戦績は、中央平地11戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1998年の4歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

成島英春厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1998年）

3月7日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳新馬（中山ダート1800m 晴/重）に出走。馬体重は460kg。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

3月22日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に終わった。

4月4日、中1週で迎えた3戦目は、池田鉄平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5月3日、中3週で迎えた4戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、3着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた5戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（東京芝1600m 曇/重）に出走。18頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のエンジェルターフを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

5月30日、中1週で迎えた6戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのカーネーションカップ（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

12月5日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の高山特別（中京芝1800m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

12月27日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

4歳（1999年）

1月16日、中2週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林淳一騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛進したが、勝ったクラサンゼットにねじ伏せられてアタマ差の2着となった。

2月13日、中3週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下の熱田特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は池田鉄平騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。

3月20日、中4週で迎えた11戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。