ワイドジール（2001年生、母ユーアイハヤテ）

ワイドジール（2001年5月25日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「幅広い熱意」。毛色は鹿毛。種牡馬のワイルドブラスター（当時9歳）と交配したユーアイハヤテが16歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は原田新治。戦績は、中央平地12戦1勝、地方23戦0勝。主な勝ち鞍は2004年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、原田新治から「北海道8月市場サラブレッド1歳」と「北海道11月市場サラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

中尾謙太郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

10月26日、デビュー戦は小林慎一郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は456kg。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

11月16日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小林慎一郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

3歳（2004年）

3月27日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

4月11日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

5月1日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

5月16日、中1週で迎えた6戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

8月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に終わった。

8月28日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で芹沢純一騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

9月20日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で芹沢純一騎手（3戦0勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着に入った。

9月26日、連闘で迎えた10戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で芹沢純一騎手（4戦0勝）。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るマスラタケヲを上がり2位の末脚で3/4馬身差し切って待望の初白星を挙げた。

10月3日、連闘で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で芹沢純一騎手（5戦1勝）。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいいところがなく9着に終わった。

4歳（2005年）

4月10日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた12戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で芹沢純一騎手（6戦1勝）。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず13着に終わった。

8月17日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた13戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、アンドロメダ特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月31日、中1週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた14戦目は、日高生産連特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月27日、中3週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた15戦目は、レオニズ特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩橋勇二騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月25日、中3週で迎えた16戦目は、静内町軽種馬生産振興会特別（門別ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で岩橋勇二騎手（3戦0勝）。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。12着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた17戦目は、三石ファンクラブ特別（門別ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で岩橋勇二騎手（4戦0勝）。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。12着に終わった。

5歳（2006年）

4月26日、約5か月半の休養明けで迎えた18戦目は、日高こんぶ特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で岩橋勇二騎手（5戦0勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。12着に終わった。

5月5日、連闘で迎えた19戦目は、カルビーポテト特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で岩橋勇二騎手（6戦0勝）。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた20戦目は、トウカイテイオー賞（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で岩橋勇二騎手（7戦0勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた21戦目は、日高銀聖特別（札幌(地)ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で岩橋勇二騎手（8戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた22戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、胆振軽種馬農業協同組合特別（札幌(地)ダート1700m 雨/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた23戦目は、寿かき美肌特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず7着に終わった。

7月26日、中3週で迎えた24戦目は、ベガ特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は岩橋勇二騎手（9戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月22日、中3週で迎えた25戦目は、JA帯広かわにし特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（10戦0勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月17日、中7週で迎えた26戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、Aiba函館港町一周年特別（札幌(地)ダート1700m 曇/稍重）に出走。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

11月2日、中1週で迎えた27戦目は、ホテル四季の風特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

12月18日、中6週で迎えた28戦目は、尾崎章生騎手を鞍上に迎えて、一般B3（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に終わった。

6歳（2007年）

1月4日、中1週で迎えた29戦目は、一般B2（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾崎章生騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に終わった。

1月16日、中1週で迎えた30戦目は、一般B6（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で尾崎章生騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に終わった。

1月22日、連闘で迎えた31戦目は、加藤利征騎手を鞍上に迎えて、一般B4（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず9着に終わった。

1月30日、連闘で迎えた32戦目は、一般B6（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤利征騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいいところがなく10着に終わった。

2月5日、連闘で迎えた33戦目は、福重正吾騎手を鞍上に迎えて、一般B6（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず10着に終わった。

2月20日、中1週で迎えた34戦目は、貢・知哉・祥二誕生日おめでとう（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福重正吾騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず9着に終わった。

2月26日、連闘で迎えた35戦目は、一般B3 B6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は加藤利征騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず10着に終わった。