オメガリッチマン（2020年生、母エルカラファテ）

オメガリッチマン（2020年2月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+リッチマン」。毛色は鹿毛。種牡馬のイスラボニータ（当時9歳）と交配したエルカラファテが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。2023年の京成杯(G3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、原禮子によって1,760万円で落札された。

安田翔伍厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

9月18日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り雨/良）に出走。馬体重は430kg。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に敗れた。

10月1日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に終わった。

10月23日、中2週で迎えた3戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のガルヴァナイズをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

3歳（2023年）

1月5日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのジュニアカップ（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

1月15日、中0週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた5戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の京成杯（中山芝2000m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見事な伸び脚で驀進したが、勝ったソールオリエンスにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

3月25日、中9週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた6戦目は、3歳G3の毎日杯（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

5月6日、中5週で迎えた7戦目は、3歳G2の京都新聞杯（京都芝2200m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

7月2日、中7週で迎えた8戦目は、3歳ハンデG3のラジオNIKKEI賞（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

11月5日、約4か月の休み明けで迎えた9戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの馬事公苑リニューアルオープン記念（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に敗れた。

12月2日、中3週で迎えた10戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの浜松ステークス（中京芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に敗れた。

4歳（2024年）

1月14日、中5週で迎えた11戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの壇之浦ステークス（小倉芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

2月25日、中5週で迎えた12戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3月24日、中3週で迎えた13戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝2880m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高田潤騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月1日、中9週で迎えた14戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝3000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高田潤騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のプリモスペランツァに1馬身半の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

6月29日、中3週で迎えた15戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた16戦目は、阪神ジャンプステークス（中京障害芝3330m 晴/良）に出走。鞍上は高田潤騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。8着に敗れた。