スピークイージー（2021年生、母マインツ）

Speakeasy

2021.03.24

スピークイージー（2021年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「米国の禁酒法時代のバー」。毛色は鹿毛。種牡馬のダンカーク（当時15歳）と交配したマインツが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は浦河小林牧場。主な勝ち鞍は2025年のアルメリアダッシュ(一般C2)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、浦河小林牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、村上稔によって792万円で落札された。

本田優厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2024年）

1月28日、デビュー戦は丸山元気騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。馬体重は472kg。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、抜け出したウィルダネスにクビ差届かず2着となった。

2月11日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は減速してしまい10着に敗れた。

6月8日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた3戦目は、河原田菜々騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての9番人気で16番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の闘志でゴールまで力戦し、4着に入った。

6月30日、中2週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 小雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で河原田菜々騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚が止まってしまい17着に敗れた。

8月18日、中6週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で河原田菜々騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、かなりのスローペースで集団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

11月26日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C2二三（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

4歳（2025年）

2月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、山中悠希騎手を鞍上に迎えて、アルメリアダッシュ（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を取り切り、かなりのハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘志でバテることなく粘り続けて、最後は2着のクレイジーリッチに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4月2日、中6週で迎えた8戦目は、夜桜ダッシュ（船橋ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山中悠希騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持久力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のタイムオブハートに3馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

5月6日、中4週で迎えた9戦目は、潮干狩りダッシュ（船橋ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山中悠希騎手（2戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ハイペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のゼウスビスティーに2馬身半の差をつけて3勝目を手中に収めた。

8月15日、約3か月半の休養明けで迎えた10戦目は、ハンデ戦の浴衣特別（浦和ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山中悠希騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて、最後は2着のタマモアルタイルに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

9月29日、中5週で迎えた11戦目は、オリオンビールでありっ!乾杯!記念（船橋ダート1000m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で山中悠希騎手（4戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

デビュー前

1歳のとき、浦河小林牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、村上稔によって792万円で落札された。

新井清重厩舎（船橋）へ入厩。

10月29日、デビュー戦は山中悠希騎手を鞍上に据えて、ハンデ戦のグリーンチャンネル開局30周年記念特別（浦和ダート800m 晴/稍重）に出走。9頭立ての8番ゲートからスタート。競走除外となった。