ネッスンドルマ（2019年生、母プリンセスルーシー）

ネッスンドルマ（2019年3月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「誰も寝てはならぬ(伊)。曲名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のダイワメジャー（当時18歳）と交配したプリンセスルーシーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は新冠橋本牧場。主な勝ち鞍は2022年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

加藤士津八厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

7月4日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 小雨/良）に出走。馬体重は446kg。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

7月18日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には届かず7着に敗れた。

8月7日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

11月7日、約3か月の休養明けで迎えた4戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に終わった。

11月27日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

3歳（2022年）

2月6日、中9週で迎えた6戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったサバンナモンキーに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

2月20日、中1週で迎えた7戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 曇/不良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

3月13日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた8戦目は、3歳未勝利（中京ダート1900m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のプラチナジェットを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

4月9日、中3週で迎えた9戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

5月7日、中3週で迎えた10戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのわらび賞（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

7月31日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの積丹特別（札幌芝2600m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

8月21日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に終わった。

9月19日、中3週で迎えた13戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1900m 曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では天賦の敢闘精神でゴールまで勇戦し、3着に入った。

11月12日、中7週で迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

11月26日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた15戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート2000m 曇/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた16戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1900m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

4歳（2023年）

2月11日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、4歳以上1勝クラス（東京ダート2100m 晴/不良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（4戦0勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

6月25日、約4か月半の休養明けで迎えた18戦目は、水沼元輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を披露し、4着に入り込んだ。

7月16日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水沼元輝騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

10月7日、約3か月の間隔を開けて迎えた20戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で水沼元輝騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

5歳（2024年）

2月25日、約4か月半の休養明けで迎えた21戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月24日、中3週で迎えた22戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝2880m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で伴啓太騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月14日、中2週で迎えた23戦目は、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で伴啓太騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。4着に終わった。