モンサンナシーラ（2012年生、母バックアタック）

モンサンナシーラ（2012年4月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋喜びの便り（アラビア語）」。毛色は栗毛。種牡馬のカネヒキリ（当時10歳）と交配したバックアタックが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は伊藤敏明。戦績は、中央平地14戦1勝、地方3戦0勝。主な勝ち鞍は2015年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

牧光二厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2015年）

1月17日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は506kg。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月8日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

4月19日、中9週で迎えた3戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、3着に入った。

4月25日、連闘で迎えた4戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

5月17日、中2週で迎えた5戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。

7月19日、中8週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた6戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 小雨/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。

7月26日、連闘で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月2日、連闘で迎えた8戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

8月30日、中3週で迎えた9戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 小雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のゴールドエッグを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

12月20日、約3か月半の休養明けで迎えた10戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり16着に敗れた。

4歳（2016年）

1月24日、中4週で迎えた11戦目は、F.ベリー騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、苛烈なペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい14着に終わった。

4月24日、約3か月の休み明けで迎えた12戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

6月18日、中7週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

6月26日、連闘で迎えた14戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

8月14日、中6週で迎えた15戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、晩夏特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

9月2日、中2週で迎えた16戦目は、新涼特別（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

9月21日、中2週で迎えた17戦目は、うお座特別（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず14着に終わった。