マルタオウドウ（1999年生、母タイキサマーキッス）

マルタオウドウ（1999年5月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋王道」。毛色は栗毛。種牡馬のグルームダンサー（当時15歳）と交配したタイキサマーキッスが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は酒井秀紀。戦績は、中央平地5戦0勝、地方5戦2勝。主な勝ち鞍は2003年の一般C5。

経歴

デビュー前

1歳のとき、酒井静男から「北海道7月セレクト市場サラブレッド2歳」に上場され、松浦太郎によって1,071万円で落札された。

鈴木勝美厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2002年）

7月7日、デビュー戦は土谷智紀騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は510kg。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に敗れた。

8月3日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で土谷智紀騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

10月2日、中8週で迎えた3戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のナチュラルステッキ特別（船橋ダート1600m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

10月26日、中2週で迎えた4戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

12月10日、中5週で迎えた5戦目は、鈴木正騎手を鞍上に迎えて、一般C4ロ C5イ（宇都宮ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のグラスウィンディーに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月31日、中2週で迎えた6戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、一般C5（宇都宮ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4歳（2003年）

1月18日、中2週で迎えた7戦目は、一般C5（足利ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は鈴木正騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のトップガンに4馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

6月22日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた8戦目は、佐藤年毅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の三陸特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

7月15日、中2週で迎えた9戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、ファビィサドル特別（船橋ダート1800m 曇/不良）に出走。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

7月26日、中1週で迎えた10戦目は、菊池憲太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。