セッテベニッシモ（1998年生、母セッテジュノー）

セッテベニッシモ（1998年5月31日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のフォーティナイナー（当時13歳）と交配したセッテジュノーが18歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は鈴木武蔵。戦績は、中央平地18戦1勝2着2回、地方3戦0勝。主な勝ち鞍は2001年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、鈴木武から「北海道10月市場サラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

元石孝昭厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2001年）

1月8日、デビュー戦は吉永護騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。馬体重は432kg。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったハタノボルケーノに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

1月20日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉永護騎手（1戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉永護騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では非凡な末脚を披露したが、5着に終わった。

8月12日、約6か月半の休養明けで迎えた4戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉永護騎手（3戦0勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後はタレてしまい11着に敗れた。

8月19日、連闘で迎えた5戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は5戦連続で吉永護騎手（4戦0勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉永護騎手（5戦0勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に敗れた。

9月16日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉永護騎手（6戦0勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に敗れた。

9月23日、連闘で迎えた8戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉永護騎手（7戦0勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

10月14日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は9戦連続で吉永護騎手（8戦0勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったナリタホークに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

10月21日、連闘で迎えた10戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で吉永護騎手（9戦0勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るミヤギクリスタルを驚異的な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月4日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で吉永護騎手（10戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた12戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、3着に入った。

12月9日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は吉永護騎手（11戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は減速してしまい14着に敗れた。

4歳（2002年）

1月7日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉永護騎手（12戦1勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、5着を確保した。

1月20日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉永護騎手（13戦1勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

2月10日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（東京ダート2100m 小雪/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉永護騎手（14戦1勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

2月28日、中2週で迎えた17戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、フレンドリーサドル特別（船橋ダート1800m 曇/稍重）に出走。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

5月3日、中8週で迎えた18戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず7着に敗れた。

6月3日、中3週で迎えた19戦目は、ジューンスター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

6月26日、中2週で迎えた20戦目は、ファンタスティックレイン特別（船橋ダート1700m 小雨/不良）に出走。鞍上は吉永護騎手（15戦1勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

5歳（2003年）

4月6日、約9か月半の休み明けで迎えた21戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/重）に出走。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。