シゲルババチャン（2013年生、母リュウメイ）

シゲルババチャン（2013年5月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋魚名『タナカゲンゲ』の島根、鳥取地域での通称」。毛色は鹿毛。種牡馬のエンパイアメーカー（当時13歳）と交配したリュウメイが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道茅部郡森町、生産者は（有）笹川大晃牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、中央障害2戦0勝、地方2戦0勝2着1回。

経歴

デビュー前

2歳のとき、笹川大晃牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、森中蕃によって540万円で落札された。

萱野浩二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

7月18日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島ダート1150m 曇/稍重）に出走。馬体重は434kg。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、5着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた2戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

9月5日、中4週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

10月10日、中4週で迎えた4戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

11月1日、中2週で迎えた5戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

3歳（2016年）

5月1日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 小雨/稍重）に出走。15頭立ての15番人気で大外15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

5月21日、中2週で迎えた7戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に終わった。

7月3日、中5週で迎えた8戦目は、高野和馬騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月24日、中2週で迎えた9戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 曇/良）に出走。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

8月27日、中4週で迎えた10戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったヤマイチサンライズに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

9月10日、中1週で迎えた11戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。