ドルフィンスルー（1999年生、母Slip Ashore）

ドルフィンスルー（1999年4月6日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「サーフィンでのテクニックの一種」。毛色は鹿毛。種牡馬のDevil's Bag（当時18歳）と交配したSlip Ashoreが12歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地13戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2002年の3歳未出走。

経歴

デビュー前

広尾サラブレッド倶楽部にて総額4,000万円（8万×500口）で一口馬主が募集された。

坂本勝美厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2002年）

3月10日、デビュー戦は橋本広喜騎手を鞍上に据えて、3歳未出走（中京芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のフェザスローブをハナ差振り切って初白星を挙げた。

6月2日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、3歳500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（1戦1勝）。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

11月10日、約5か月半の休み明けで迎えた3戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の久慈川特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた4戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

12月15日、中2週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で鹿戸雄一騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。

4歳（2003年）

1月18日、中4週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた6戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で鹿戸雄一騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

3月16日、中7週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 小雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で鹿戸雄一騎手（4戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

3月30日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で鹿戸雄一騎手（5戦0勝）。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、逃げるコシズエッグを差し切れず、2馬身差の2着となった。

5月11日、中5週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で鹿戸雄一騎手（6戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

12月20日、約7か月半の休み明けで迎えた10戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に敗れた。

5歳（2004年）

1月25日、中4週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は鹿戸雄一騎手（7戦0勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。

10月24日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた12戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は垂れてしまい14着に終わった。

12月19日、中7週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた13戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は鹿戸雄一騎手（8戦0勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず12着に終わった。