エイユーバーチョ（2011年生、母ウェディングタイム）

エイユーバーチョ（2011年3月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋キス（伊）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のタイキシャトル（当時17歳）と交配したウェディングタイムが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は土田和男。戦績は、中央平地11戦0勝、地方17戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は2016年の4歳以上C3二。

経歴

デビュー前

1歳のとき、土田和男から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

目野哲也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

9月17日、デビュー戦は小林徹弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

10月5日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟芝1400m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で小林徹弥騎手（2戦0勝）。18頭立ての18番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが劣勢になり18着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた4戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた5戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

3歳（2014年）

2月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

3月12日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた7戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のつくし賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したナムラハリーを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

3月29日、中1週で迎えた8戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

5月11日、中5週で迎えた9戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天賦の負けん性を発揮してゴールまで勇戦し、5着を確保した。

5月25日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

7月2日、中4週で迎えた11戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のジュライフラワー賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

8月9日、中4週で迎えた12戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

8月23日、中1週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小崎綾也騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

9月25日、中4週で迎えた14戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2四（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

10月17日、中2週で迎えた15戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったサトルチャームに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

11月7日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

11月20日、中1週で迎えた17戦目は、瀬沢宙騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

12月9日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で瀬沢宙騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に終わった。

12月29日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で瀬沢宙騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

4歳（2015年）

9月3日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた20戦目は、笹田知宏騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3二（園田ダート1400m 雨/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったエルグランエーブに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

9月24日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は大山真吾騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

10月15日、中2週で迎えた22戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、トータルマジックに半馬身交わされて2着に敗北した。

11月5日、中2週で迎えた23戦目は、牝馬限定の3歳以上C3（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大山真吾騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバテてしまい9着に敗れた。

11月20日、中1週で迎えた24戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

12月17日、中3週で迎えた25戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は板野央騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

5歳（2016年）

1月2日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は大山真吾騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアンランジュに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

1月19日、中1週で迎えた27戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

2月9日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦健太騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。