オートジェット（1999年生、母アルファジェット）

オートジェット（1999年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサニーブライアン（当時5歳）と交配したアルファジェットが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は坂本健一。戦績は、中央平地16戦0勝2着1回、中央障害3戦1勝2着1回、地方5戦1勝。主な勝ち鞍は2003年の障害3歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、坂本健一から「北海道8月セレクト市場サラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。同年、坂本健一から「北海道10月市場サラブレッド2歳」に上場され、大戸秀次によって472.5万円で落札された。

沖芳夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2001年）

9月15日、デビュー戦は渡辺薫彦騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は442kg。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

9月22日、連闘で迎えた2戦目は、2歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は減速してしまい9着に敗れた。

3歳（2002年）

3月2日、約5か月半の休み明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺薫彦騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、勝ったマルイチバンバンにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

3月23日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺薫彦騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

4月14日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺薫彦騎手（4戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で渡辺薫彦騎手（5戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

6月1日、中4週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で渡辺薫彦騎手（6戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は力尽きて12着に敗れた。

6月22日、中2週で迎えた8戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ハナを取り切り、後続を2馬身以上離して、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた9戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 小雨/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取り、リードを2馬身以上保って、少し速いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた10戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

8月4日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

8月11日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

8月24日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた13戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（3戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

9月22日、中3週で迎えた14戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、厳しいペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい8着に敗れた。

9月30日、連闘で迎えた15戦目は、3歳戦のねむの木賞（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩崎祐己騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のキクノジョリーに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2003年）

7月5日、約9か月半の休養明けで迎えた16戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（7戦0勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（8戦0勝）。15頭立ての10番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。最後は減速してしまい13着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた18戦目は、白百合賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺薫彦騎手（9戦0勝）。9頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず4着に敗れた。

8月18日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた19戦目は、バルーンカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岩崎祐己騎手（2戦1勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に終わった。

10月5日、中6週で馬体重を前走から19kg戻して迎えた20戦目は、今村康成騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。最後は、勝ったニシノバイカルから1馬身1/4差の2着となった。

11月8日、中4週で迎えた21戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で今村康成騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のクリスタルレヴィンに3馬身半の差をつけて2勝目を収める

5歳（2004年）

3月21日、約4か月半の休養明けで迎えた22戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で今村康成騎手（2戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

6歳（2005年）

6月16日、約15か月の休み明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた23戦目は、高馬元紘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A1-2（園田ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

7月14日、中3週で迎えた24戦目は、玉垣光章騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A1（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。