クラウドボウ（2019年生、母エーシンオマーン）

クラウドボウ（2019年5月22日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「彩雲、虹雲。見た人に幸せが訪れる」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のダイワメジャー（当時18歳）と交配したエーシンオマーンが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は清水誠一。主な勝ち鞍は2022年の3歳以上C2一。

経歴

デビュー前

1歳のとき、平井克彦から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、前田晋二によって726万円で落札された。

杉山佳明厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2022年）

1月15日、デビュー戦は川島信二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では脚が残っておらず15着に終わった。

3月5日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

5月15日、中9週で迎えた3戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

6月4日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤祥太騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。最後は勢いを失って12着に終わった。

9月16日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

11月8日、中7週で迎えた6戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったヒノデテイオーに詰め切れず、約10馬身差の2着となった。

11月29日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマヒナライズを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

12月20日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったモズベイパーコーンに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2023年）

1月10日、中2週で迎えた9戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

2月15日、中4週で迎えた10戦目は、4歳以上C1二（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鴨宮祥行騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

3月7日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上C1二（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鴨宮祥行騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

3月28日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上C1（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は田中学騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

4月11日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上C1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

5月4日、中2週で迎えた14戦目は、ポピー賞（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（6戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5月31日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（7戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって7着に敗れた。

6月15日、中1週で迎えた16戦目は、山本咲希到騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったルルネージュに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

7月14日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上C1（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山本咲希到騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のスマルトを3/4馬身振り切って勝利を手に入れた。

8月25日、中5週で迎えた18戦目は、3歳以上B2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本咲希到騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったカンタウッドテールに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

9月13日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上B2一（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本咲希到騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のカテドラルロックをアタマ差振り切って3勝目を収める

10月4日、中2週で迎えた20戦目は、兵庫県産たまご特別（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山本咲希到騎手（4戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったカテドラルロックに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

10月27日、中2週で迎えた21戦目は、ベゴニア賞（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で山本咲希到騎手（5戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に敗れた。

12月7日、中5週で迎えた22戦目は、ゼラニウム賞（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山本咲希到騎手（6戦2勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月31日、中2週で迎えた23戦目は、笹田知宏騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（園田ダート1230m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり最後はオリエンタルメラクと並んで7着同着となった。

5歳（2024年）

1月31日、中3週で迎えた24戦目は、ひょうごの穂々笑実特別（姫路ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は山本咲希到騎手（7戦2勝）。10頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月29日、中3週で迎えた25戦目は、4歳以上B2（姫路ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山本咲希到騎手（8戦2勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

4月4日、中4週で迎えた26戦目は、4歳以上B2二（園田ダート1230m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で山本咲希到騎手（9戦2勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。