パワーオブゴールド（2007年生、母クリスタルキャニー）

パワーオブゴールド（2007年6月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「黄金の力」。毛色は鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時8歳）と交配したクリスタルキャニーが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は堀弘康。戦績は、中央平地8戦0勝、中央障害1戦0勝、地方7戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2011年の4歳以上C2二。

経歴

デビュー前

梅内忍厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

6月20日、デビュー戦は長谷川浩大騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は450kg。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

9月5日、中8週で迎えた3戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1500m 曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

3歳（2010年）

3月13日、約6か月半の休み明けで迎えた4戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

4月18日、中4週で迎えた5戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての17番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

7月17日、約3か月の休養明けで迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は太宰啓介騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、5着を確保した。

8月8日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は力尽きて12着に終わった。

9月4日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に終わった。

12月4日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。競走中止となった。

4歳（2011年）

3月8日、約3か月の休養明けで迎えた10戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

3月22日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のカールブライトリーをハナ差振り切って待望の初白星を挙げた。

4月3日、中1週で迎えた12戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C3五（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったラオムフェーレを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

4月17日、中1週で迎えた13戦目は、一般C3五（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のベルモントローザに3馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

5月10日、中2週で迎えた14戦目は、一般C2五（金沢ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るヤマタケソウルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

6月7日、中3週で迎えた15戦目は、一般C2三（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉原寛人騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして、最後は2着のウインザモチに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

7月3日、中3週で迎えた16戦目は、一般C1二（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉原寛人騎手（4戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。