ディキシーローズ（2000年生、母ダンジグジョイ）

ディキシーローズ（2000年3月11日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「米国南部の諸州＋薔薇」。毛色は鹿毛。種牡馬のティンバーカントリー（当時8歳）と交配したダンジグジョイが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（株）タイヘイ牧場。戦績は、中央平地12戦0勝2着1回、地方31戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2004年の大日岳賞(一般B6)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、タイヘイ牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

稲葉隆一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

10月5日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

10月20日、中1週で迎えた2戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきり、かなり厳しいペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

11月23日、中4週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で梶晃啓騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では目立つような脚を使えず10着に敗れた。

12月7日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で梶晃啓騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたハートフルボイス決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

3歳（2003年）

1月18日、中5週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で梶晃啓騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

2月8日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で梶晃啓騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に敗れた。

3月1日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で梶晃啓騎手（5戦0勝）。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、5着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で梶晃啓騎手（6戦0勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後はガス欠状態になり13着に敗れた。

4月12日、中3週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で梶晃啓騎手（7戦0勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、3着に入った。

5月11日、中3週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で梶晃啓騎手（8戦0勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

6月7日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で梶晃啓騎手（9戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが劣勢になり13着に敗れた。

7月13日、中4週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は11戦連続で梶晃啓騎手（10戦0勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

9月11日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、一般C1三ア（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

10月1日、中2週で迎えた14戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、一般C1四イ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

10月22日、中2週で迎えた15戦目は、一般C1六七（大井ダート1590m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

11月10日、中2週で迎えた16戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、一般C1四ア（船橋ダート1600m 小雨/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

12月10日、中3週で迎えた17戦目は、一般C1三ア（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、勝ったエクイクスにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

12月26日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1三四（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取り、かなり緩いペースで一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では矢のように急駛したが、ミスサーパスにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

4歳（2004年）

1月14日、中2週で迎えた19戦目は、一般C1三ア（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

2月10日、中3週で迎えた20戦目は、一般C1三ア（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず13着に終わった。

3月10日、中3週で迎えた21戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

3月29日、中2週で迎えた22戦目は、見沢譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C1三四（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

4月5日、連闘で迎えた23戦目は、一般C1二（浦和ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で見沢譲治騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

4月27日、中2週で迎えた24戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、一般B10（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

5月18日、中2週で迎えた25戦目は、大塚研司騎手を鞍上に迎えて、一般B10（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ダンスフォーママにアタマ差交わされて2着となった。

6月1日、中1週で迎えた26戦目は、一般B7（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で大塚研司騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

6月8日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた27戦目は、牝馬限定の一般B5（名古屋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で大塚研司騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月22日、中1週で迎えた28戦目は、一般B7（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で大塚研司騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり4着に終わった。

7月12日、中2週で迎えた29戦目は、大日岳賞（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で大塚研司騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のスプレッドアームズを3/4馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

7月26日、中1週で迎えた30戦目は、一般B3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で大塚研司騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、マルカスティンガーに交わされて3馬身差の2着となった。

8月16日、中2週で迎えた31戦目は、一般B2（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で大塚研司騎手（6戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

8月30日、中1週で迎えた32戦目は、一般B2（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で大塚研司騎手（7戦1勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

9月13日、中1週で迎えた33戦目は、一般A5 B3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で大塚研司騎手（8戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた34戦目は、一般B3（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で大塚研司騎手（9戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のスズランマックをクビ差振り切って2勝目をマークした。

10月11日、中1週で迎えた35戦目は、ミルクカップ特別（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で大塚研司騎手（10戦2勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。

11月1日、中2週で迎えた36戦目は、養老特別（笠松ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は12戦連続で大塚研司騎手（11戦2勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に終わった。

11月8日、連闘で馬体重を前走から11kg減らして迎えた37戦目は、一般B2（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で大塚研司騎手（12戦2勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた38戦目は、一般B2（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で大塚研司騎手（13戦2勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

12月13日、中2週で迎えた39戦目は、一般B2（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で大塚研司騎手（14戦2勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず10着に終わった。

12月28日、中1週で迎えた40戦目は、スポーツニッポン杯（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で大塚研司騎手（15戦2勝）。9頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず9着に終わった。

5歳（2005年）

1月10日、中1週で迎えた41戦目は、一般B2（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は17戦連続で大塚研司騎手（16戦2勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず10着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた42戦目は、一般A5 B3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で大塚研司騎手（17戦2勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

2月6日、中0週で迎えた43戦目は、一般B2（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は19戦連続で大塚研司騎手（18戦2勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず10着に終わった。