サウンドカール（2011年生、母クイーンオブハルカ）

サウンドカール（2011年3月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋人名より」。毛色は青鹿毛。種牡馬のザール（当時16歳）と交配したクイーンオブハルカが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は前谷武志。戦績は、中央平地24戦1勝、中央障害2戦0勝。主な勝ち鞍は2014年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、前谷武志から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、グランデファームによって535.5万円で落札された。

安達昭夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

9月7日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は442kg。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入り込んだ。

9月29日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた3戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく5着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた4戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1400m 晴/重）に出走。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず5着に敗れた。

11月16日、中2週で迎えた5戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では稲妻の如き末脚を発揮し、3着に入った。

12月14日、中3週で迎えた6戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3歳（2014年）

1月12日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く最後はグランソレイユと並んで9着同着となった。

2月8日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、凄まじい末脚を爆発させて、最後は2着のホワイトクリスマスに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月27日、約7か月半の休み明けで迎えた9戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

10月18日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

11月15日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は力尽きて13着に終わった。

12月21日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

4歳（2015年）

2月15日、中7週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（2戦0勝）。18頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を披露したが、5着に終わった。

12月6日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は脚色が鈍り17着に終わった。

5歳（2016年）

2月21日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から6kg絞って迎えた15戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（3戦0勝）。18頭立ての17番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

3月6日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（4戦0勝）。18頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚勢が悪くなり18着に敗れた。

6月4日、約3か月の休養明けで迎えた17戦目は、3歳以上500万下の戎橋特別（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菱田裕二騎手（5戦0勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

10月15日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた18戦目は、3歳以上500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（3戦0勝）。18頭立ての18番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

11月6日、中2週で迎えた19戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

11月19日、中1週で迎えた20戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 小雨/重）に出走。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

12月4日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦0勝）。18頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず11着に終わった。

6歳（2017年）

1月22日、中6週で迎えた22戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の庄内川特別（中京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

2月13日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた23戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（6戦0勝）。18頭立ての10番人気で17番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず13着に終わった。

3月26日、中5週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた24戦目は、黒岩悠騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 曇）に出走。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。競走中止となった。

6月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた25戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月29日、約4か月半の休養明けで迎えた26戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（7戦0勝）。18頭立ての17番人気で17番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、6着に入り込んだ。