ヤグラシンメル（1994年生、母ヤグラエリナー）

ヤグラシンメル（1994年6月7日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のタマモクロス（当時10歳）と交配したヤグラエリナーが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）田淵牧場。戦績は、中央平地39戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は1998年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

中尾謙太郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1996年）

11月3日、デビュー戦は角田晃一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。15頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

11月23日、中2週で迎えた2戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

12月7日、中1週で迎えた3戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

12月15日、連闘で迎えた4戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に終わった。

3歳（1997年）

1月11日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

2月2日、中2週で迎えた6戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝1800m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（2戦0勝）。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に終わった。

3月1日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（中京芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は橋本美純騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

3月16日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（中京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

4月27日、中5週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は塩村克己騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず13着に敗れた。

5月10日、中1週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は橋本美純騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のラモーダバンブーをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

5月31日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（4戦1勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

6月14日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本美純騎手（5戦1勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた14戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で橋本美純騎手（6戦1勝）。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では天賦の負けん性を発揮してゴールまで勇戦し、5着に入り込んだ。

8月10日、中5週で迎えた15戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/重）に出走。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

9月6日、中3週で迎えた16戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

9月20日、中1週で迎えた17戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

10月11日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく5着に終わった。

4歳（1998年）

1月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた20戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は橋本美純騎手（7戦1勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

2月21日、中4週で迎えた21戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

3月7日、中1週で迎えた22戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宝来城多郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線に入ると、前で粘るプリンセスゼットを異次元の末脚でハナ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。

3月28日、中2週で迎えた23戦目は、5歳以上900万下の槍ヶ岳特別（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で宝来城多郎騎手（2戦1勝）。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず14着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた24戦目は、田島裕和騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた25戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島裕和騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。

5月9日、中1週で迎えた26戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で田島裕和騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた27戦目は、5歳以上900万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田島裕和騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に終わった。

6月13日、中2週で迎えた28戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中京ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で田島裕和騎手（4戦0勝）。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

7月5日、中2週で迎えた29戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた30戦目は、常石勝義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた31戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で常石勝義騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた32戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で常石勝義騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

9月20日、中4週で迎えた33戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で常石勝義騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

10月4日、中1週で迎えた34戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は田島裕和騎手（5戦0勝）。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた35戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田島裕和騎手（6戦0勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったアニーズラブに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

10月31日、中1週で迎えた36戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田島裕和騎手（7戦0勝）。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

11月14日、中1週で迎えた37戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田島裕和騎手（8戦0勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を披露し、3着に入った。

12月5日、中2週で迎えた38戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1800m 雨/重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のコガネシェーバーに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月20日、中1週で迎えた39戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦1勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。