ブイマロン（1990年生、母サクララツキー）

V.Marron

1990.02.25

ブイマロン（1990年2月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサクラシヨウリ（当時15歳）と交配したサクララツキーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）中島牧場。戦績は、中央平地5戦2勝。主な勝ち鞍は1992年の3歳抽せん馬特別(500万下)。

経歴

デビュー前

鶴留明雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1992年）

7月19日、デビュー戦は岡潤一郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌芝1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は480kg。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のインディアンクインに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月2日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳G3の札幌3歳ステークス（札幌芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で岡潤一郎騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

8月30日、中3週で迎えた3戦目は、小谷内秀夫騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのクローバー賞（函館芝1200m 晴/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

9月27日、中3週で迎えた4戦目は、2歳G3の函館3歳ステークス（函館芝1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で小谷内秀夫騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

11月21日、中7週で迎えた5戦目は、3歳500万下の3歳抽せん馬特別（京都芝1600m 外回り 曇/稍重）に出走。鞍上は岡潤一郎騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端をきる形となり、後続との差を2馬身以上キープして、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のショウザンダイヤに9馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。