アスクオンディープ（2019年生、母カラズマッチポイント）

アスクオンディープ（2019年4月23日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名+心から」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時17歳）と交配したカラズマッチポイントが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は下河辺牧場。主な勝ち鞍は2022年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

藤原英昭厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2022年）

1月9日、デビュー戦は岩田望来騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のニシノクレセントに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

2月26日、中6週で迎えた2戦目は、3歳オープンのすみれステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦1勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って7着に終わった。

3月27日、中3週で迎えた3戦目は、3歳1勝クラスの大寒桜賞（中京芝2200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で岩田望来騎手（2戦1勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打ち、少々速いペースでレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

7月17日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で岩田望来騎手（3戦1勝）。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り12着に敗れた。

4歳（2023年）

3月18日、約8か月の休み明けで迎えた5戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京芝1400m 曇/重）に出走。18頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。

4月23日、中4週で迎えた6戦目は、西塚洸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

5月21日、中3週で迎えた7戦目は、4歳以上1勝クラス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で西塚洸二騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバテてしまい10着に敗れた。

11月4日、約5か月半の休養明けで迎えた8戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

12月16日、中5週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は西塚洸二騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい7着に終わった。

5歳（2024年）

1月6日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上1勝クラス（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西塚洸二騎手（3戦0勝）。17頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のルクスビッグスターに1馬身1/4の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

2月4日、中3週で迎えた11戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（京都芝2000m 曇/良）に出走。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって5着に敗れた。

3月2日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上2勝クラスの千里山特別（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で角田大河騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では徐々に前との差を詰めて、最後は2着のエグランタインを半馬身振り切って3勝目を挙げた。

4月7日、中4週で迎えた13戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのJRAウルトラプレミアムダイワスカーレットカップ（阪神芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。先手を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず12着に敗れた。