エスシージン（2014年生、母リアライズカレボ）

エスシージン（2014年2月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋女性（タイ語）」。毛色は栗毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時14歳）と交配したリアライズカレボが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は高松牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方30戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2018年の加賀温泉郷菖蒲湯まつり特別(一般C2一)。

経歴

デビュー前

西橋豊治厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2016年）

7月3日、デビュー戦は鮫島良太騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中京芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は438kg。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

10月1日、約3か月の休養明けで迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では伸びあぐねて17着に終わった。

10月30日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で鮫島良太騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではいいところがなく11着に終わった。

3歳（2017年）

4月1日、約5か月の休養明けで迎えた4戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての17番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

4月16日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神芝2200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で川又賢治騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では余力が残っておらず18着に終わった。

5月21日、中4週で迎えた6戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、3歳B8（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

5月28日、連闘で迎えた7戦目は、3歳B（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（1戦0勝）。5頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで先頭に躍り出て、最後は2着のクレールソレイユに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月4日、連闘で迎えた8戦目は、3歳B3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑野等騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に敗れた。

6月11日、連闘で迎えた9戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、3歳B（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のモーニングニュースに1馬身半の差をつけて制した。

6月20日、連闘で迎えた10戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、3歳B1（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

6月27日、連闘で迎えた11戦目は、3歳B（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

7月9日、中1週で迎えた12戦目は、3歳B（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で青柳正義騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

7月18日、連闘で迎えた13戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、3歳B1（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた14戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、3歳B2（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に終わった。

8月8日、連闘で迎えた15戦目は、3歳B（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に終わった。

8月15日、連闘で迎えた16戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、3歳B2（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた17戦目は、3歳B1（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦し、3着を確保した。

9月5日、連闘で迎えた18戦目は、3歳B（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は中島龍也騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

9月12日、連闘で迎えた19戦目は、3歳戦のプリンセスビジョン杯（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で中島龍也騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

9月19日、連闘で迎えた20戦目は、3歳B（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で中島龍也騎手（3戦0勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

10月1日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1六（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は青柳正義騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、マイネルパロサントにクビ差交わされて2着に惜敗した。

10月15日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた22戦目は、一般C1五（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた23戦目は、一般C1六（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で青柳正義騎手（5戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。

11月14日、中1週で迎えた24戦目は、一般C1六（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のグロリーゼファーに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月12日、中3週で迎えた25戦目は、一般B2七（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は青柳正義騎手（6戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

4歳（2018年）

3月27日、約3か月半の休み明けで迎えた26戦目は、栗原大河騎手を鞍上に迎えて、恵太ちゃん手術成功おめでとう記念（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

4月8日、中1週で迎えた27戦目は、一般C1七（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で栗原大河騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

4月22日、中1週で迎えた28戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、一般C1八（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

5月1日、連闘で迎えた29戦目は、山中漆器祭特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で葛山晃平騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

5月8日、連闘で馬体重を前走から12kg増やして迎えた30戦目は、一般C2（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で葛山晃平騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生来の闘争本能でどうにかこうにかゴールまで走り切り、3着を確保した。

5月20日、中1週で迎えた31戦目は、一般C1九（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で葛山晃平騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

5月29日、連闘で迎えた32戦目は、加賀温泉郷菖蒲湯まつり特別（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で葛山晃平騎手（4戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエムティサラに6馬身の差をつけて優勝

6月19日、中2週で迎えた33戦目は、一般C1三（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で葛山晃平騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい9着に敗れた。

7月3日、中1週で迎えた34戦目は、一般C1五（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で葛山晃平騎手（6戦1勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

9月11日、中9週で迎えた35戦目は、平成30年7月豪雨被災地復興（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は中島龍也騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。