ハイランドクーラー（2013年生、母メジロルーシュバー）

ハイランドクーラー（2013年3月9日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のベーカバド（当時6歳）と交配したメジロルーシュバーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は村上雅規。戦績は、地方24戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2017年の川崎ジョッキーズカップ(一般C3)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、村上雅規から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、柴田洋一によって226.8万円で落札された。

稲益貴弘厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2015年）

11月13日、デビュー戦は矢野貴之騎手を鞍上に据えて、2歳戦のユーカリデビュー（船橋ダート1000m 曇/重）に出走。馬体重は468kg。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず3着に敗れた。

12月10日、中3週で迎えた2戦目は、2歳（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

3歳（2016年）

1月20日、中5週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた3戦目は、江川伸幸騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の「ふなばし三番瀬海浜公園」杯（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

2月18日、中3週で迎えた4戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

9月29日、約7か月半の休み明けで迎えた5戦目は、3歳（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、3着に入った。

11月10日、中5週で迎えた6戦目は、3歳（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月8日、中3週で迎えた7戦目は、山中悠希騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

12月14日、連闘で迎えた8戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、抜け出したマジカルモーメントを差し切れず、1馬身差の2着となった。

4歳（2017年）

1月11日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、県ブランド認定船橋スズキカップ（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

2月1日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた10戦目は、一般C3六七（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は本田正重騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したハリケーンライヒにクビ差届かず2着となった。

2月8日、連闘で迎えた11戦目は、一般C3六七（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

3月3日、中2週で迎えた12戦目は、一般C3一二（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（5戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた13戦目は、一般C3二三イ（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で本田正重騎手（6戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

4月7日、中2週で迎えた14戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、川崎ジョッキーズカップ（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るミツカネプリンセスを3/4馬身差し切って待望の初勝利を挙げた。

4月14日、連闘で迎えた15戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、生ビールを飲んで豪華賞品を当てよう!（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

5月2日、中2週で迎えた16戦目は、一般C2五（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は森下博騎手（1戦1勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって9着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2五六（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（2戦1勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

7月24日、中9週で馬体重を前走から21kg増やして迎えた18戦目は、夏の乗馬は気分最高!!クレイン千葉杯（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で森下博騎手（3戦1勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

8月3日、中0週で迎えた19戦目は、牝馬限定戦のモロヘイヤ賞（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で森下博騎手（4戦1勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

8月25日、中2週で迎えた20戦目は、Nレジェンドヤマサキケンジ杯（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で森下博騎手（5戦1勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったサグラダファミリアに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

9月5日、中1週で迎えた21戦目は、一般C3（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で森下博騎手（6戦1勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

9月21日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2四五（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で森下博騎手（7戦1勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

10月19日、中3週で迎えた23戦目は、一般C2十十一十二（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で森下博騎手（8戦1勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

5歳（2018年）

4月12日、約6か月の休養明けで迎えた24戦目は、一般C3四五（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は山中悠希騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見所を作れず10着に終わった。