ジェリクルスター（1990年生、母タイヨウシラオキ）

ジェリクルスター（1990年5月16日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のモガミ（当時14歳）と交配したタイヨウシラオキが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）日高大洋牧場。戦績は、中央平地13戦1勝2着4回、中央障害2戦0勝。主な勝ち鞍は1993年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

白井寿昭厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1993年）

3月27日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は462kg。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力十分の伸びを見せたが、勝ったルネサンスシチーにねじ伏せられて3馬身半差の2着に敗北した。

4月4日、連闘で迎えた2戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、4歳未出走（阪神芝1600m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

5月30日、中7週で迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓抜な伸びを見せたが、シルヴァーケットに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

6月13日、中1週で迎えた4戦目は、増井裕騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

7月3日、中2週で迎えた5戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、抜け出したチェリーオオツカにハナ差届かず2着に甘んじた。

7月10日、連闘で迎えた6戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったヤングチハルに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

7月24日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で河内洋騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取り、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のタツノテンリュウに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月15日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で河内洋騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

4歳（1994年）

4月23日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、5歳以上500万下（新潟ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は増井裕騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

4月30日、連闘で迎えた10戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

5月8日、連闘で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大崎昭一騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

6月11日、中4週で迎えた12戦目は、岡冨俊一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡冨俊一騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

7月24日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。4着を確保した。

8月7日、中1週で迎えた15戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。5着に敗れた。