ハリソンバローズ（2005年生、母ホマレノプリンセス）

ハリソンバローズ（2005年5月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名＋冠名」。毛色は栗毛。種牡馬のタイキシャトル（当時11歳）と交配したホマレノプリンセスが16歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は谷口牧場。戦績は、中央平地11戦1勝2着2回、地方6戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

武田博厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

1月20日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は510kg。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、伸びてきたアコニットライアン決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

2月2日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

3月8日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。

4月26日、中6週で迎えた4戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に敗れた。

5月17日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。17頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

4歳（2009年）

5月26日、約12か月半の休養明けで迎えた6戦目は、中田貴士騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（姫路ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったヒビキジュリアーをアタマ差捉え切れず2着に甘んじた。

6月9日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上C1（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中田貴士騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に敗れた。

6月18日、連闘で迎えた8戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

7月8日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は中田貴士騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったゴルディオスに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

7月29日、中2週で迎えた10戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

8月28日、中3週で迎えた11戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、孔雀草特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では凄まじい末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のセンゲンピースに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月1日、中8週で迎えた12戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1200m 雨/良）に出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

12月27日、中7週で迎えた13戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったフレッドバローズにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

5歳（2010年）

1月23日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。17頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

3月21日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のヤマニンオクタゴンをクビ差振り切って2勝目を手に入れた。

4月10日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の吾妻小富士賞（福島芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で古川吉洋騎手（3戦1勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入った。

8月7日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の西部日刊スポーツ杯（小倉芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。