ヒカルラブリーアイ（2000年生、母ポンパドール）

ヒカルラブリーアイ（2000年1月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋可愛い瞳」。毛色は鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時15歳）と交配したポンパドールが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道登別市、生産者は青藍牧場。戦績は、中央平地31戦3勝2着2回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2004年の笹山特別(500万下)。

経歴

デビュー前

13歳のとき、高橋京子から「冬季ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、コスモヴューファームによって787.5万円で落札された。

奥平真治厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

12月1日、デビュー戦は横山賀一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り小雨/良）に出走。馬体重は418kg。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

12月14日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

3歳（2003年）

3月26日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のベストビット特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦し、5着に入り込んだ。

4月12日、中1週で迎えた4戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1800m 曇/良）に出走。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のサイバーナイトをハナ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

4月27日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（1戦0勝）。17頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。

5月31日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、3歳500万下のガーベラ賞（東京芝1400m 雨/重）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦1勝）。18頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に敗れた。

6月15日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳500万下（東京芝1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（2戦1勝）。18頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

7月12日、中3週で迎えた8戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

7月27日、中1週で迎えた9戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の笹山特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではキレのある末脚を披露し、4着に入り込んだ。

8月11日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下の万代特別（新潟芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

8月31日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で二本柳壮騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

9月21日、中2週で迎えた12戦目は、加藤士津八騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中山芝1600m 外回り雨/不良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露したが、5着に終わった。

10月12日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（3戦0勝）。18頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

11月2日、中2週で迎えた14戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず7着に敗れた。

11月23日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（東京芝2000m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら14番手で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のドリームパートナーを半馬身振り切って優勝

4歳（2004年）

3月14日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の遠州灘特別（中京芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（2戦1勝）。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

4月3日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下の吾妻小富士賞（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で松岡正海騎手（3戦1勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、5着に入り込んだ。

5月16日、中5週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1800m 雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で松岡正海騎手（4戦1勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に敗れた。

6月19日、中4週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（4戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず10着に敗れた。

7月11日、中2週で迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の織姫賞（福島芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は松岡正海騎手（5戦1勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

7月31日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下の笹山特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のカフェムーンを3/4馬身振り切って3勝目を手に入れた。

8月22日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の阿賀野川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、抜け出したチェリーブラストを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

9月12日、中2週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の白井特別（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（5戦2勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

10月10日、中3週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下のハクリヨウメモリアル（東京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（6戦2勝）。7頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた25戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の西郷特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、4着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上1000万下の磐梯山特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（6戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

12月12日、中4週で迎えた27戦目は、3歳以上1000万下のメイヂヒカリメモリアル（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（7戦2勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、4着に終わった。

12月26日、中1週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のテンポイントメモリアル（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（8戦2勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

5歳（2005年）

1月10日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上1000万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（7戦1勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったシェイクマイハートに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

2月20日、中5週で迎えた30戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の甲斐駒特別（東京芝1400m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（8戦1勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず10着に終わった。

3月13日、中2週で迎えた31戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（9戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

3月27日、中1週で迎えた32戦目は、4歳以上1000万下の野島崎特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松岡正海騎手（10戦1勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に終わった。