ダイワランクアップ（2011年生、母カロンセギュール）

ダイワランクアップ（2011年3月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋出世」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時19歳）と交配したカロンセギュールが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方20戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2014年の3歳A3。

経歴

デビュー前

宗像義忠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

12月14日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は498kg。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

3歳（2014年）

1月18日、中4週で迎えた2戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。最後は一杯になって16着に敗れた。

4月20日、約3か月の休養明けで迎えた3戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい10着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた4戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に終わった。

6月15日、中5週で迎えた5戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/重）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

7月6日、中2週で迎えた6戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳B6（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るオーバーテイクを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月20日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦の奏誕生日記念3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして、最後は2着のショウナンアランに1馬身の差をつけて断然人気に応えた。

8月17日、中3週で迎えた8戦目は、3歳A3（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（2戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のイツモアンヤトーに5馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

8月31日、中1週で迎えた9戦目は、松戸政也騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の山中温泉芭蕉祭特別3（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

11月4日、中8週で迎えた10戦目は、池田敦騎手を鞍上に迎えて、一般B2五（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

11月11日、連闘で迎えた11戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、これでもか!太鼓特別（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

12月3日、中2週で迎えた12戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、一般B2-4（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた13戦目は、山中温泉感謝祭特別（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は池田敦騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

12月25日、連闘で迎えた14戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、鎮火フェスタ特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

4歳（2015年）

3月29日、約3か月の休み明けで迎えた15戦目は、一般C1四（金沢ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（3戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

4月7日、連闘で迎えた16戦目は、柴田勇真騎手を鞍上に迎えて、一般C1-4（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた17戦目は、一般C1-6（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田勇真騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のトウショウオウガに1馬身半の差をつけて4勝目を掴み取った。

5月5日、中1週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた18戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、一般B2-4（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

5月19日、中1週で迎えた19戦目は、一般B2-7（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

6月21日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた20戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、ロイヤルパレード賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったスマイルリリーに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

7月5日、中1週で迎えた21戦目は、エメラルダ賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、伸びてきたローレルカンタータ決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

7月20日、中1週で迎えた22戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、ジャパンジョッキーズカップ第1戦鎮魂（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

8月12日、中2週で迎えた23戦目は、早池峰だんご賞（盛岡ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は山本政聡騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

8月23日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた24戦目は、高知の新米ファーストキッス賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、勝ったアフリカンブルーに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

9月6日、中1週で迎えた25戦目は、一般B2六（水沢ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。