アラビアンアロー（1988年生、母スエヒロセブン）

Arabian Arrow

1988.03.16

アラビアンアロー（1988年3月16日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のトキノエイユウ（当時17歳）と交配したスエヒロセブンが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は宮城県、生産者は牛坂牧場。戦績は、中央平地12戦0勝2着4回。

経歴

デビュー前

小野幸治厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1990年）

6月23日、デビュー戦は内田国夫騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

10月27日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内田国夫騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

11月10日、中1週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた3戦目は、アラ系3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で内田国夫騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた4戦目は、アラ系3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田国夫騎手（3戦0勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、抜け出したミスウキハシを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

12月8日、中1週で迎えた5戦目は、アラ系3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で内田国夫騎手（4戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったイイデウラーを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

12月15日、連闘で迎えた6戦目は、アラ系3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で内田国夫騎手（5戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したアンオープンセサミを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

3歳（1991年）

1月13日、中3週で迎えた7戦目は、アラ系4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で内田国夫騎手（6戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた8戦目は、内山正博騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入った。

2月10日、中1週で迎えた9戦目は、アラ系4歳未勝利（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で内山正博騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月25日、中1週で迎えた10戦目は、アラ系4歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で内山正博騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったルールレディーに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

3月9日、中1週で迎えた11戦目は、アラ系4歳未勝利（小倉芝1800m 曇/不良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で内山正博騎手（3戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

3月30日、中2週で迎えた12戦目は、アラ系4歳以上400万下（京都ダート1200m 曇/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で内山正博騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。