ビービーシールズ（2015年生、母オールザチャット）

ビービーシールズ（2015年5月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋アメリカ海軍特殊部隊の名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のハードスパン（当時11歳）と交配したオールザチャットが22歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は坂東牧場。主な勝ち鞍は2018年の3歳以上C4-2。

経歴

デビュー前

藤原英昭厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2018年）

8月25日、デビュー戦は桑村真明騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/不良）に出走。馬体重は550kg。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

10月10日、中6週で迎えた2戦目は、3歳以上C4-6（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のトップギアに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月25日、中1週で迎えた3戦目は、3歳以上C4-4（門別ダート1500m 内回り晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るイーリスを上がり2位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

11月15日、中2週で迎えた4戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で桑村真明騎手（3戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオメガハートビートに6馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4歳（2019年）

2月9日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

2月24日、中1週で迎えた6戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では最後まで息が続かず15着に終わった。

3月23日、中3週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい12着に終わった。

7月16日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から36kg増やして迎えた8戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、日高銀聖特別（門別ダート1700m 曇/重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では決め手に欠いて3着に敗れた。

7月30日、中1週で迎えた9戦目は、優駿の里安平町アサヒメロン特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、ビービーブレイデンに交わされて1馬身差の2着に敗北した。