カンパリビコー（1999年生、母ウイル）

Campari Biko

1999.05.01

カンパリビコー（1999年5月1日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時10歳）と交配したウイルが19歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は佐竹 学。戦績は、中央平地10戦2勝。主な勝ち鞍は2002年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、佐竹牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、ティーエムインターナショナルによって1,050万円で落札された。

藤原英昭厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2001年）

6月9日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（函館芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は428kg。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

3歳（2002年）

1月19日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のテイエムメガラオーに5馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

2月16日、中3週で迎えた3戦目は、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦1勝）。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が振るわず13着に敗れた。

8月17日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた4戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では脚が残っておらず17着に終わった。

9月8日、中2週で迎えた5戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての17番人気で14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に終わった。

9月28日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではにじり寄るように前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のローズレディを3/4馬身振り切って2勝目を獲得した。

4歳（2003年）

4月6日、約6か月半の休養明けで迎えた7戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（2戦1勝）。15頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で石橋守騎手（3戦1勝）。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に終わった。

6月29日、中9週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で石橋守騎手（4戦1勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入った。

7月12日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で石橋守騎手（5戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。