フジヤマグリーン（1998年生、母ホリールード）

フジヤマグリーン（1998年4月2日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のタマモクロス（当時14歳）と交配したホリールードが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）マークリ牧場。戦績は、中央平地10戦1勝2着3回、中央障害3戦0勝。主な勝ち鞍は2001年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、マークリ牧場から「北海道10月市場サラブレッド2歳」に上場され、藤本美也子によって1,417.5万円で落札された。

山内研二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2001年）

2月24日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。馬体重は460kg。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい12着に敗れた。

6月24日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた2戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、3着に終わった。

7月8日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた3戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

7月28日、中2週で迎えた4戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、勝ったハートノユメにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

8月19日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、伸びてきたローランバルゴ決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

9月8日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて13番ゲートからスタート。逃げを打ち、少々速いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったナイストウキョウに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月15日、連闘で迎えた7戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田伸二騎手（3戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るメジロチャイブを鮮やかな末脚でクビ差だけ差し切って未勝利戦を制した。

4歳（2002年）

2月9日、約5か月の休養明けで迎えた8戦目は、小林慎一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

3月10日、中3週で迎えた9戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

3月31日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は小林慎一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

5月4日、中4週で迎えた11戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。13頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。11着に敗れた。

5月26日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた12戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

6月16日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた13戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で金折知則騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。4着に終わった。