コスモジロウ（2004年生、母スイートモネ）

コスモジロウ（2004年5月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋人名」。毛色は鹿毛。種牡馬のスキャン（当時16歳）と交配したスイートモネが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は中田浩美。戦績は、中央平地3戦0勝、地方6戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2008年の4歳以上C2 15。

経歴

デビュー前

2歳のとき、大作ステーブルから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、ビッグレッドファームによって892.5万円で落札された。

阿部新生厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

11月26日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は510kg。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。

3歳（2007年）

7月22日、約8か月の休み明けで迎えた2戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

8月26日、中4週で迎えた3戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

10月21日、中7週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 19（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて6着に終わった。

11月4日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた5戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 24（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

11月10日、連闘で迎えた6戦目は、3歳以上C2 33（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は竹吉徹騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、トーホウカスガにクビ差交わされて2着に甘んじた。

12月8日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上C2-20（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のロディーヒットに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月15日、連闘で迎えた8戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 27（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、トヨマに交わされて1馬身差の2着となった。

4歳（2008年）

1月3日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上C2 15（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るビルコクィーンを上がり0位の末脚でハナ差だけ差し切って人気に違わぬ実力を証明した。