ベイオブコトル（2016年生、母ハーロンベイ）

ベイオブコトル（2016年3月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「モンテネグロにあるコトル湾」。毛色は鹿毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時17歳）と交配したハーロンベイが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム有限会社。主な勝ち鞍は2019年の3歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

高柳瑞樹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

12月8日、デビュー戦はW.ビュイック騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は442kg。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では次元の違う末脚を爆発させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のサンダーソニアに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2019年）

10月14日、約10か月半の休養明けで迎えた2戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート1300m 雨/重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露したが、4着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた3戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた13頭をごぼう抜きし、最後は2着のディナミーデンに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

4歳（2020年）

2月2日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

4月25日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、4歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では速い脚を使えず10着に敗れた。

5月16日、中2週で迎えた6戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの日吉特別（東京ダート1400m 雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（3戦1勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず11着に敗れた。

8月29日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの岩室温泉特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に敗れた。

5歳（2021年）

1月31日、約5か月の休養明けで迎えた8戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり13着に終わった。