ハードバニヤン（2004年生、母ヤマノトウショウ）

ハードバニヤン（2004年3月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「強力な＋冠名」。毛色は栗毛。種牡馬のクロフネ（当時6歳）と交配したヤマノトウショウが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）アイオイファーム。戦績は、中央平地7戦0勝、地方3戦0勝2着1回。

経歴

デビュー前

当歳のとき、アイオイファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、津村靖志によって4,095万円で落札された。

河野通文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

7月29日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は460kg。18頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では速い脚を使えず17着に敗れた。

3歳（2007年）

1月21日、約6か月の休養明けで迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

2月3日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、4着に終わった。

3月10日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（3戦0勝）。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

3月31日、中2週で迎えた5戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

4月28日、中3週で迎えた6戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

5月20日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

10月31日、約5か月半の休み明けで迎えた8戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の週刊競馬ブック賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったゼンシンゼンレイに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

11月26日、中3週で迎えた9戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のひいらぎ特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい10着に敗れた。

12月10日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。競走中止となった。