スズノプロスター（2006年生、母マダムアフリート）

スズノプロスター（2006年3月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋父父名より」。毛色は栗毛。種牡馬のスキャン（当時18歳）と交配したマダムアフリートが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）大沢育成牧場。戦績は、中央平地11戦0勝2着1回、地方14戦2勝。主な勝ち鞍は2009年の一般C2。

経歴

デビュー前

郷原洋行厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

10月4日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は448kg。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

10月26日、中2週で迎えた2戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が衰えて13着に終わった。

11月16日、中2週で迎えた3戦目は、土谷智紀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（福島芝1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

12月13日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は郷原洋司騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では圧巻の末脚を披露し、3着に入り込んだ。

3歳（2009年）

1月11日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では弾けるように急駛したが、抜け出したレッドレイクを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

1月25日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月4日、中9週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で郷原洋司騎手（4戦0勝）。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

4月25日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で郷原洋司騎手（5戦0勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で郷原洋司騎手（6戦0勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

6月20日、中4週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で郷原洋司騎手（7戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

7月11日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で郷原洋司騎手（8戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

8月18日、中4週で迎えた12戦目は、3歳戦のサーフフラワー賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で郷原洋司騎手（9戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

10月15日、中7週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた13戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、一般C2（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のアニスに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月19日、中4週で迎えた14戦目は、居酒屋「楽笑」特選（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉留孝司騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。8着に敗れた。

12月17日、中3週で迎えた15戦目は、一般C2（荒尾ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉留孝司騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のマイネマシェリに2馬身半の差をつけて制した。

12月29日、中1週で迎えた16戦目は、不知火賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉留孝司騎手（3戦2勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4歳（2010年）

1月20日、中2週で迎えた17戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、2010M&Kジョッキーズカップ（第4戦）（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月16日、中3週で迎えた18戦目は、一般C2（荒尾ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は吉留孝司騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3月3日、中1週で迎えた19戦目は、皆川騎手岩手帰らないで記念（荒尾ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉留孝司騎手（5戦2勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1（荒尾ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉留孝司騎手（6戦2勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月2日、中6週で迎えた21戦目は、ホークス杯（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉留孝司騎手（7戦2勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月4日、中4週で迎えた22戦目は、虫歯予防デー特選（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉留孝司騎手（8戦2勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた23戦目は、花菖蒲特選（荒尾ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で吉留孝司騎手（9戦2勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月16日、中3週で迎えた24戦目は、不知火賞（荒尾ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で吉留孝司騎手（10戦2勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月12日、中3週で迎えた25戦目は、牧野孝光騎手を鞍上に迎えて、黒岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/不良）に出走。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。