タケショウレジーナ（2001年生、母タケショウティアラ）

タケショウレジーナ（2001年4月16日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋女王（伊）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のダンスインザダーク（当時8歳）と交配したタケショウティアラが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）富菜牧場。戦績は、中央平地26戦5勝2着4回。2004年のアネモネステークス(オープン牝)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

15歳のとき、富菜牧場から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、佐藤陽一によって70.2万円で落札された。

国枝栄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2004年）

1月5日、デビュー戦は大西直宏騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は460kg。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

1月25日、中2週で迎えた2戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、リッチスマイルに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

2月22日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のブルーシャコタンに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3月13日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳オープンのアネモネステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮し、3着に入った。

7月17日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた5戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

8月8日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下の五泉特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（3戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月30日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1400m 雨/稍重）に出走。18頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出し、3着に入った。

11月20日、中2週で迎えた8戦目は、加藤士津八騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

12月25日、中4週で迎えた9戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の清洲特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたストロベリードール決め手に屈してクビ差の2着となった。

4歳（2005年）

4月3日、約3か月半の休み明けで迎えた10戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の喜多方特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、伸びてきたレオハスラー決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

4月16日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の須賀川特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のオーシャンシチーをアタマ差振り切ってファンの高評価に応えた。

5月14日、中3週で迎えた12戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の朝日岳特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

6月12日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮烈な末脚を爆発させて、最後は2着のブラストサンデーに2馬身半の差をつけて優勝

7月30日、中6週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の五頭連峰特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

8月14日、中1週で迎えた15戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の月岡特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではものすごい伸び脚を見せたが、伸びてきたレミニセンス決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

9月11日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の初風特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のナイキフェイバーに2馬身半の差をつけて優勝

10月9日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の鷹巣山特別（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（6戦3勝）。18頭立ての2番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出したが、4着に終わった。

11月12日、中4週で馬体重を前走から20kg絞って迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の宝ケ池特別（京都芝1400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は上村洋行騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい10着に敗れた。

12月25日、中5週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の中京日経賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は大西直宏騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず10着に敗れた。

5歳（2006年）

3月25日、約3か月の休み明けで迎えた20戦目は、4歳以上1000万下の千葉日報杯（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（7戦3勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

6月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた21戦目は、3歳以上1000万下のさくらんぼ特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（8戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく8着に敗れた。

7月2日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下の白河特別（福島芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（9戦3勝）。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

9月2日、中8週で迎えた23戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のサロマ湖特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のタイセイアトムに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月29日、中7週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の白秋ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

12月2日、中4週で迎えた25戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の市川ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

6歳（2007年）

2月10日、中9週で迎えた26戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のバレンタインステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見せ場なく13着に終わった。