ウインストラグル（2014年生、母マルモリバニー）

ウインストラグル（2014年4月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+闘争」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のショウナンカンプ（当時16歳）と交配したマルモリバニーが5歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は大柳ファーム。主な勝ち鞍は2019年の水無月ステークス(3勝クラスハンデ)。

経歴

デビュー前

ウインレーシングクラブにて総額1,600万円（4万×400口）で一口馬主が募集された。

宮本博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2016年）

12月25日、デビュー戦はA.シュタルケ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は458kg。18頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は失速してしまい18着に終わった。

3歳（2017年）

1月21日、中3週で迎えた2戦目は、森裕太朗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず14着に終わった。

3月25日、中8週で迎えた3戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

4月22日、中3週で迎えた4戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で17番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

5月7日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のペイバックをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

5月27日、中2週で迎えた6戦目は、3歳オープンの白百合ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（2戦1勝）。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

4歳（2018年）

2月10日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の脊振山特別（小倉芝1800m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では鋭い脚を使えず16着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は高倉稜騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後は減速してしまい15着に終わった。

3月4日、連闘で迎えた9戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の八代特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

4月15日、中5週で迎えた10戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の医王寺特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

5月13日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の飛竜特別（新潟芝1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。4着に入った。

6月2日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下の戎橋特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（3戦1勝）。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

8月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、3歳以上500万下の石狩特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい10着に終わった。

9月16日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

10月7日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で菱田裕二騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい14着に終わった。

10月28日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菱田裕二騎手（4戦0勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

5歳（2019年）

2月16日、約3か月半の休養明けで迎えた17戦目は、4歳以上500万下の大牟田特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で菱田裕二騎手（5戦0勝）。18頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のメイショウツバキをクビ差振り切って久しぶりに美酒を浴びた。

3月17日、中3週で迎えた18戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の山陽特別（阪神芝1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では不撓のファイティングスピリットでバテずに粘り続けて、最後は2着のロイヤルメジャーに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4月27日、中5週で迎えた19戦目は、4歳以上1600万下の駿風ステークス（新潟芝1000m 小雨/重）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（6戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。11着に敗れた。

5月25日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上1600万下の朱雀ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（7戦1勝）。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

6月15日、中2週で迎えた21戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの水無月ステークス（阪神芝1200m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。端に立ち、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではにじり寄るように前との差を詰めて、最後は2着のラベンダーヴァレイをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

10月14日、約4か月の休み明けで迎えた22戦目は、ハンデ戦でオープンのオパールステークス（京都芝1200m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦1勝）。18頭立ての13番人気で17番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり15着に終わった。

11月10日、中3週で迎えた23戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのオーロカップ（東京芝1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての17番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり17着に終わった。

12月7日、中3週で迎えた24戦目は、リゲルステークス（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（2戦1勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し速いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて16着に終わった。

6歳（2020年）

1月25日、中6週で迎えた25戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝2910m 晴/重）に出走。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。3着を確保した。

2月22日、中3週で迎えた26戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝2910m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で白浜雄造騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。4着に終わった。

3月8日、中1週で迎えた27戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で白浜雄造騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。

10月25日、約7か月半の休み明けで迎えた28戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/重）に出走。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月23日、中3週で迎えた29戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝2970m 晴/良）に出走。6頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。3着に敗れた。