ナムラトウセイ（1995年生、母ジングウスキー）

ナムラトウセイ（1995年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のダイナコスモス（当時12歳）と交配したジングウスキーが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）いとう牧場。戦績は、中央平地12戦1勝、地方14戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は1998年の4歳新馬。

経歴

デビュー前

目野哲也厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1998年）

1月5日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1800m 曇/重）に出走。馬体重は488kg。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、非常に緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

1月17日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

1月25日、連闘で迎えた3戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のナナヨーウォリアーを半馬身振り切って初白星を挙げた。

2月14日、中2週で迎えた4戦目は、4歳500万下の梅花賞（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦1勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

3月7日、中2週で迎えた5戦目は、4歳500万下の沈丁花賞（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小林徹弥騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に敗れた。

3月22日、中1週で迎えた6戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林徹弥騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

4月12日、中2週で迎えた7戦目は、4歳500万下の君子蘭賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小林徹弥騎手（4戦1勝）。18頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた8戦目は、4歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小林徹弥騎手（5戦1勝）。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。

9月27日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は減速してしまい14着に終わった。

10月17日、中2週で迎えた10戦目は、清山宏明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で清山宏明騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい12着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（6戦1勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びを欠き16着に終わった。

11月24日、連闘で迎えた13戦目は、松本達也騎手を鞍上に迎えて、カエデ賞（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のザーラーテイオーをアタマ差振り切って2勝目を手にした。

4歳（1999年）

2月10日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から11kg増やして迎えた14戦目は、野沢憲彦騎手を鞍上に迎えて、水仙特別（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったフルマークから9馬身差の2着に敗北した。

2月24日、中1週で迎えた15戦目は、ベゴニア特別（宇都宮ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で野沢憲彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のトレビアンに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

3月20日、中2週で迎えた16戦目は、ヒヤシンス特別（宇都宮ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で野沢憲彦騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月12日、中7週で迎えた17戦目は、大木義一騎手を鞍上に迎えて、エメラルド特別（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のクラノコウテイに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月27日、中1週で迎えた18戦目は、山百合特別（宇都宮ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は野沢憲彦騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月26日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた19戦目は、松浦裕之騎手を鞍上に迎えて、こと座特別（大井ダート1800m 曇/重）に出走。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

7月6日、中0週で迎えた20戦目は、堀千亜樹騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五六（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

7月22日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は松浦裕之騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

8月13日、中2週で迎えた22戦目は、一般C1四五（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松浦裕之騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた23戦目は、アルビレオ特別（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は堀千亜樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

9月10日、中1週で迎えた24戦目は、マーズ特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は松浦裕之騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた25戦目は、アケルナル特別（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で松浦裕之騎手（4戦0勝）。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

10月11日、中2週で迎えた26戦目は、オパール特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松浦裕之騎手（5戦0勝）。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。