ダノンゴーゴー（2005年生、母Potrinner）

ダノンゴーゴー（2005年3月13日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬、種牡馬。馬名の意味は「冠名＋行け。行け、行けと叫びたくなるような活気ある走りをする様に」。毛色は栗毛。種牡馬のアルデバランⅡ（当時7歳）と交配したPotrinnerが13歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地9戦3勝2着1回。2008年のNHKマイルカップ(G1)で3着に入った他、2008年のファルコンステークス(G3)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

橋口弘次郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

11月3日、デビュー戦は安藤勝己騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線に入ると、前で粘るデビルズコーナーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月1日、中3週で迎えた2戦目は、2歳500万下の千両賞（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、3着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた3戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのさざんかステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、逃げるマヤノベンケイにクビ差届かず2着に甘んじた。

3歳（2008年）

1月19日、中4週で迎えた4戦目は、3歳500万下（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（2戦1勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

2月16日、中3週で迎えた5戦目は、3歳500万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（3戦1勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のメスナーをクビ差振り切って断トツ人気に応えた。

3月15日、中3週で迎えた6戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のファルコンステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。18頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では凄まじい末脚を弾けさせて前にいた14頭をごぼう抜きし、最後は2着のマルブツイースターに1馬身1/4の差をつけて重賞初挑戦初制覇を果たした。

4月12日、中3週で迎えた7戦目は、3歳G2のニュージーランドトロフィー（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず7着に敗れた。

5月11日、中3週で迎えた8戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳G1のNHKマイルカップ（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを16番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

5歳（2010年）

5月30日、約25か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた9戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の鞍馬ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず12着に敗れた。