ダストゥーア（1992年生、母アリスアモン）

ダストゥーア（1992年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のミスターシービー（当時12歳）と交配したアリスアモンが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）賀張中川牧場。戦績は、中央平地26戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は1995年のグッドラックハンデキャップ(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

沢峰次厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1995年）

3月4日、デビュー戦は寺島祐治騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1800m 小雨/不良）に出走。馬体重は514kg。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったメイショウマックスに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

6月11日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた2戦目は、4歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で寺島祐治騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

7月2日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた3戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、5着に終わった。

7月29日、中3週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のスリーリッチを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

8月20日、中2週で迎えた5戦目は、細川英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の北洋特別（函館芝1800m 曇/重）に出走。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

9月2日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下の仁山特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で細川英二騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

9月24日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下の檜山特別（函館芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で細川英二騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

10月22日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、4歳以上500万下（東京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で細川英二騎手（3戦0勝）。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、抜け出したメイショウエルシドに半馬身届かず2着となった。

11月19日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた9戦目は、4歳以上500万下（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は坂井千明騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではジリジリと前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のビートライバルを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

12月24日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のグッドラックハンデキャップ（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は細川英二騎手（4戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のオースミバイアモンを半馬身振り切って制した。

4歳（1996年）

1月21日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた11戦目は、G2のアメリカジョッキークラブカップ（東京芝2200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で細川英二騎手（5戦1勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

2月19日、中3週で迎えた12戦目は、ハンデG2の目黒記念（東京芝2500m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は坂井千明騎手（3戦2勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

3月17日、中3週で迎えた13戦目は、G2の日経賞（中山芝2500m 曇/不良）に出走。鞍上は細川英二騎手（6戦1勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

5月12日、中7週で迎えた14戦目は、緑風ステークス（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で細川英二騎手（7戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。最後はガス欠状態になり13着に敗れた。

6月9日、中3週で迎えた15戦目は、ハンデ戦のジューンステークス（東京芝2400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で細川英二騎手（8戦1勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

11月23日、約5か月半の休み明けで迎えた16戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’96インターナショナルジョッキーズ1（東京芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

12月22日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のグッドラックハンデキャップ（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は坂井千明騎手（4戦2勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

5歳（1997年）

1月15日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた18戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の初春賞（中山芝2500m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

2月2日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の立春賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は坂井千明騎手（5戦2勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

2月22日、中2週で迎えた20戦目は、5歳以上900万下の潮来特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

4月5日、中5週で迎えた21戦目は、5歳以上900万下の鹿島特別（中山芝2500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

5月3日、中3週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の陣馬特別（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆徳騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。最後は垂れてしまい14着に敗れた。

6月7日、中4週で迎えた23戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の日吉特別（東京ダート1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

7月13日、中4週で迎えた24戦目は、沢昭典騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の麒麟山特別（新潟ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

11月22日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の深秋特別（東京ダート1600m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で沢昭典騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では脚が残っておらず15着に終わった。

12月20日、中3週で迎えた26戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は寺島祐治騎手（2戦0勝）。15頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず13着に終わった。