エムテイヒカル（1998年生、母ランドーラ）

エムテイヒカル（1998年5月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のロドリゴデトリアーノ（当時9歳）と交配したランドーラが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は青森県、生産者は（有）大橋牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、中央障害1戦0勝、地方5戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2003年の一般C2。

経歴

デビュー前

福島勝厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2001年）

7月28日、デビュー戦は原田聖二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に終わった。

8月5日、連闘で迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で原田聖二騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

8月18日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で原田聖二騎手（2戦0勝）。18頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で原田聖二騎手（3戦0勝）。18頭立ての6番人気で16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では脚を伸ばせず17着に敗れた。

10月14日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

11月25日、中5週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた6戦目は、高橋康之騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。3着を確保した。

4歳（2002年）

11月18日、約12か月の休養明けで馬体重を前走から38kg増やして迎えた7戦目は、蔵重浩一郎騎手を鞍上に迎えて、一般C2（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

12月2日、中1週で迎えた8戦目は、池田敦騎手を鞍上に迎えて、一般C2（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、シルクエネルギーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

12月9日、連闘で迎えた9戦目は、古性秀之騎手を鞍上に迎えて、一般C2（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、アイムインローズに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

12月23日、中1週で迎えた10戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C2（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

5歳（2003年）

1月7日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は池田敦騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のロッツエに1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

3月29日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から15kg減らして迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は高橋康之騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず16着に終わった。

4月12日、中1週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた13戦目は、宇田登志夫騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の桑折特別（福島芝2000m 雨/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。競走中止となった。