フェルマータ（1999年生、母ユキノワルツ）

フェルマータ（1999年4月7日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のテンビー（当時9歳）と交配したユキノワルツが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は青森県、生産者はワールドファーム。戦績は、中央平地9戦1勝2着1回、地方16戦0勝。2001年のコスモス賞(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ワールドファームから「八戸市場サラブレッド2歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって472.5万円で落札された。

伊藤伸一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2001年）

6月9日、デビュー戦は小野次郎騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（函館芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は414kg。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

6月17日、連闘で迎えた2戦目は、2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

6月30日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったノアパンチにねじ伏せられて3/4馬身差の2着となった。

8月19日、中6週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた4戦目は、2歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小野次郎騎手（3戦0勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るアグネスラブを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

9月1日、中1週で迎えた5戦目は、2歳オープンのコスモス賞（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小野次郎騎手（4戦1勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入り込んだ。

9月22日、中2週で迎えた6戦目は、2歳G3の札幌2歳ステークス（札幌芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で小野次郎騎手（5戦1勝）。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

11月11日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、牝馬限定2歳500万下の赤松賞（東京芝1600m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で小野次郎騎手（6戦1勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

3歳（2002年）

3月30日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた8戦目は、B.ドイル騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下のミモザ賞（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず10着に終わった。

8月24日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から24kg絞って迎えた9戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見せ場を作れず16着に敗れた。

4歳（2003年）

4月6日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から25kg戻して迎えた10戦目は、菅原順騎手を鞍上に迎えて、はまゆり賞（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月19日、中1週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた11戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、一般A2（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

5月19日、中3週で迎えた12戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、アンタレス賞（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた13戦目は、みなづき賞（盛岡芝1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で大坪慎騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。11着に終わった。

6月15日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた14戦目は、一般A2（水沢ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大坪慎騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月12日、中3週で馬体重を前走から33kg戻して迎えた15戦目は、一般A2（盛岡ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は菅原順騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月26日、中1週で迎えた16戦目は、ふみづき賞（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原順騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月14日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、一般A2（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は大坪慎騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月23日、連闘で迎えた18戦目は、はづき賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大坪慎騎手（4戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月23日、中3週で迎えた19戦目は、プロキオン賞（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大坪慎騎手（5戦0勝）。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

10月13日、中2週で迎えた20戦目は、銀河賞（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は南郷家全騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に終わった。

10月20日、連闘で迎えた21戦目は、オキザリス賞（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南郷家全騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた22戦目は、一般A2（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は大坪慎騎手（6戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた23戦目は、一般A2（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大坪慎騎手（7戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

12月8日、中2週で迎えた24戦目は、牝馬限定オープンの雪椿賞（水沢ダート1600m 雪/重）に出走。鞍上は南郷家全騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

12月28日、中2週で迎えた25戦目は、一般A2（水沢ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は大坪慎騎手（8戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。