スズカジュピター（1990年生、母スズカジョオー）

スズカジュピター（1990年4月21日）は、日本の競走馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスズカコバン（当時10歳）と交配したスズカジョオーが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡野牧場。戦績は、中央平地25戦3勝、中央障害5戦1勝。主な勝ち鞍は1993年の河口湖特別(500万下)。

経歴

デビュー前

藤岡範士厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1993年）

1月6日、デビュー戦は松本達也騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、最後はカモンカモンカモンと並んで5着同着となった。

1月17日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（京都ダート1200m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で松本達也騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

2月6日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松本達也騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

2月20日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で松本達也騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。端を取り切り、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて7着に敗れた。

3月6日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松本達也騎手（4戦0勝）。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では出色の末脚を披露し、3着に入った。

3月21日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で松本達也騎手（5戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るトシノトレンディーを驚異的な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4月17日、中3週で迎えた7戦目は、4歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で松本達也騎手（6戦1勝）。18頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

5月2日、中1週で迎えた8戦目は、4歳500万下（京都芝1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で松本達也騎手（7戦1勝）。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

5月16日、中1週で迎えた9戦目は、4歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で松本達也騎手（8戦1勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では見せ場を作れず16着に敗れた。

5月23日、連闘で迎えた10戦目は、4歳500万下（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で松本達也騎手（9戦1勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた11戦目は、4歳500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で松本達也騎手（10戦1勝）。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

10月24日、約4か月半の休み明けで迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で松本達也騎手（11戦1勝）。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

11月7日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の河口湖特別（東京芝2300m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。逃げる形となり、かなり遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のエプソムエンペラーを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

11月27日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の豊明特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は松本達也騎手（12戦1勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、落ち着いたペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

12月19日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の天竜川特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本達也騎手（13戦1勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、スローペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい8着に終わった。

4歳（1994年）

1月15日、中3週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の睦月賞（阪神芝2500m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で松本達也騎手（14戦1勝）。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

5歳（1995年）

1月14日、約12か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で松本達也騎手（15戦1勝）。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下の紫川特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は横山賀一騎手（1戦1勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、スローペースで馬群を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

2月12日、中1週で迎えた19戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝2000m 雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。端に立ち、遅いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着に入った。

3月19日、中4週で迎えた20戦目は、5歳以上500万下（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のアドマイヤヒーローをクビ差振り切って久しぶりに白星を挙げた。

4月9日、中2週で迎えた21戦目は、5歳以上900万下の’95阪神ヤングジョッキーズステークス（京都芝2200m 外回り雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で植野貴也騎手（2戦1勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚が上がってしまい7着に終わった。

4月22日、中1週で迎えた22戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の紫野特別（京都芝2400m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪い、非常に緩いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい12着に敗れた。

5月13日、中2週で迎えた23戦目は、菊地昇吾騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って7着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の舞子特別（中京芝2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は松本達也騎手（16戦1勝）。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい9着に終わった。

6歳（1996年）

1月13日、約7か月半の休み明けで迎えた25戦目は、北村卓士騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の新春賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた26戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で北村卓士騎手（1戦0勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のシロキタフラッシュに約10馬身の大差をつけて断然の支持に応えた。

2月24日、中3週で迎えた27戦目は、障害5歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で北村卓士騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3月17日、中2週で迎えた28戦目は、障害5歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 小雨）に出走。鞍上は4戦連続で北村卓士騎手（3戦1勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。4着を確保した。

4月13日、中3週で迎えた29戦目は、酒井浩騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月12日、中3週で迎えた30戦目は、障害5歳以上400万下（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は北村卓士騎手（4戦1勝）。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。