カイトチャン（2015年生、母ネイルセンプー）

カイトチャン（2015年4月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「海叶＋呼称。海のような大きな願いが叶う」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のロージズインメイ（当時15歳）と交配したネイルセンプーが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は滝本健二。主な勝ち鞍は2018年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、滝本健二から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、滝本健二から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、本田千恵によって237.6万円で落札された。

武市康男厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

11月4日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。馬体重は452kg。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、5着を確保した。

12月3日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

3歳（2018年）

1月28日、中7週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた3戦目は、菅原隆一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

2月18日、中2週で迎えた4戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。

3月18日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線に入ると、前で粘るサウンドコラードを途轍もない末脚でハナ差だけ差し切って初白星を挙げた。

4月21日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の新緑賞（東京芝2300m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

5月19日、中3週で迎えた7戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に終わった。

6月16日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（東京ダート2100m 曇/重）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。最後は勢いを失って16着に終わった。

9月17日、約3か月の休養明けで迎えた9戦目は、3歳以上500万下（中山ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は菅原隆一騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

10月13日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート2500m 晴/重）に出走。鞍上は中井裕二騎手（2戦1勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

11月18日、中4週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（福島ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（3戦1勝）。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

12月8日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で中井裕二騎手（4戦1勝）。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

4歳（2019年）

1月26日、中6週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中井裕二騎手（5戦1勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

2月3日、連闘で迎えた14戦目は、森裕太朗騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では全く伸びず12着に終わった。

2月23日、中2週で迎えた15戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2600m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

3月3日、連闘で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート2400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で嶋田純次騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

5月4日、中8週で迎えた17戦目は、金子光希騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月25日、中2週で迎えた18戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で金子光希騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。

7月6日、中5週で迎えた19戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で金子光希騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。最後は、勝ったトゥルーハートから約11馬身差の2着となった。