ファスキナーレ（2006年生、母アロールーシー）

ファスキナーレ（2006年2月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「魅了する（ラテン語）」。毛色は栗毛。種牡馬のタイキシャトル（当時12歳）と交配したアロールーシーが16歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は矢野牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方3戦1勝。主な勝ち鞍は2010年の一般C3四五イ。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額1,470万円（7.35万×200口）で一口馬主が募集された。

加用正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

11月8日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都ダート1400m 小雨/重）に出走。馬体重は498kg。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

3歳（2009年）

8月15日、約9か月半の休養明けで迎えた2戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に敗れた。

9月20日、中4週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず10着に敗れた。

10月27日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた4戦目は、沢田龍哉騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/不良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

4歳（2010年）

5月6日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに22kg増やして迎えた5戦目は、一般C3四五イ（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田龍哉騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、長く末脚を持続させて、最後は2着のレモドールに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

6月11日、中4週で迎えた6戦目は、一般C3一二ア（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で沢田龍哉騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。