パープルセンリョ（2008年生、母ポットアカデミー）

パープルセンリョ（2008年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋千両役者にちなんで」。毛色は鹿毛。種牡馬のインターハイクラス（当時9歳）と交配したポットアカデミーが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道帯広市、生産者は中村司。戦績は、中央平地13戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2012年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

飯田雄三厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2011年）

5月15日、デビュー戦は丹内祐次騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は510kg。15頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったフェアユースに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

6月4日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり12着に敗れた。

8月13日、中9週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた3戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

9月3日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて、最後は2着のホーマンベルウィンに1馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

9月25日、中2週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で赤木高太郎騎手（2戦1勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

4歳（2012年）

1月29日、約4か月の休養明けで迎えた6戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

3月11日、中3週で迎えた8戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るスプリングオスロを3/4馬身差し切って先頭ゴールを果たした。

4月1日、中2週で迎えた9戦目は、N.ピンナ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり12着に敗れた。

5月5日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1300m 晴/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

5月27日、中2週で迎えた11戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では見事な伸び脚で急追したが、抜け出したムスタングリーダーを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

6月17日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のホクトキングダムをクビ差振り切って制した。

7月15日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の苗場特別（新潟ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では息の長い末脚を披露したが、5着に終わった。